年々数を増やしている地域医療支援病院とは

地域医療支援病院とは、その病院が所在する地域の医療機関をサポートすることを目的として設立された医療機関の機能区分です。患者の治療を行う際、患者が住んでいる地域から離れることなく、身近な環境で医療提供ができることを目指しています。

地域医療支援病院としての機能を果たすためには、一定の要件を満たしている必要があり、都道府県認証がなければそう名乗ることができません。承認を得るために必要な要件は、患者の紹介数や逆紹介数が一定数以上であることや、病床の数が十分であること、そして病院内の医療設備を他の医療機関と共同で使用できる環境であることなどがあげられます。

また、地域医療支援病院は地域の医療機関の中核として、緊急医療の提供も行えることが必須の要件となりますので、自然と地域内の規模が大きな病院がその役割を果たすことになる傾向があります。

地域医療支援病院は1997年の医療法改正時に発足したものですが、その数はどんどん増えていき、2019年のデータでは618もの病院が承認を受けているとされています。

これから日本の社会は高齢化が進み、超高齢化社会へと突入します。高齢者が増えるということは、医療機関を受信する人数が増えるということでもあります。そうした状況になった時に、医療現場が逼迫した状況にならないような環境づくりが、今後の社会的な課題となってきます。そうした状況から考えると、今後の地域医療支援病院の存在の重要性は、ますます高まっていくと言えるでしょう。